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日本アマチュアゴルフ選手権へ大嶋港選手、髙田圭一郎選手出場
2021年度(第105回)日本アマチュアゴルフ選手権は29日、茨城県坂東市の大利根カントリークラブ・西コースで第1ラウンドを行った。
7時のスタート直後に強雨となり7時58分から26分間の競技中断の措置が取られるなど波乱の幕開けとなった。
中国地区では、2020年から中国ゴルフ連盟強化指定選手として活動している、大嶋港選手、髙田圭一郎選手が出場した。
大嶋港(新岡山GC)75 76位タイ
2バーディ・5ボギー 3オーバーパー75
今年の中国アマチュアゴルフ選手権で2位となり、日本アマチュアゴルフ選手権初出場の大嶋港。トップアマチュアとして活躍してきた兄2人の後を追って、勇躍全国大会出場となった大嶋だが、前半はスコアメイクに苦しんだ。10番ホールスタートの大嶋は、前半で3ボギーの39。後半も2バーディ・2ボギーのパープレーに終わり、「雨で難しいコンディションでした。後半に取り戻したかったけれど、戻しきれず」と悔しさを滲ませる。ショット、パットとも本来の出来からは程遠いと嘆くが、「調子が悪い中では、粘れたかなと思います」と、前を向く。「大利根カントリークラブは、グリーンスピードが早くて難しいですが、明日はアンダーパーを目指してプレーします」と気合を込めた。
高田圭一郎(湯郷石橋GC)73 49位タイ
5バーディ・4ボギー・1ダブルボギー 1オーバーパー73
渋野日向子の後輩となる岡山県作陽高校1年の高田圭一郎が出入りの激しいゴルフながら、1オーバーパーにスコアをまとめた。中国アマチュアゴルフ選手権4位の成績で日本アマチュアゴルフ選手権初出場の高田は、出だしの10番でボギーを叩くが、11番で4メートルを沈めてバウンスバックすると、12番も5メートルを決めて連続バーディ。16番はボギーとしたものの、18番で7メートルをねじ込み前半で1アンダーパーをマークする。後半もボギースタートとなったが、4、7番でバーディを奪取するなど好調なプレーは「チャンスをしっかり決めることができた」と本人も満足の内容だった。しかし、8番をボギーとすると最終9番ではラフからのセカンドショットをミスするなど4オン・2パットのダブルボギーフィニッシュ。「最後2ホールがもったいなかった」と上位進出を帳消しにしてしまったことを悔しがる。それでも、「中国アマからショットの精度が上がっていると思います」と上り調子は感じているし、「大利根カントリークラブは、ティーショットの出来が鍵になると思います。確実にフェアウェイを捉えれば、チャンスも作れる」と、手応えは掴んでいる。「明日は、イーブンパーを目指して。トップ10を狙いたい」と、照準を定めた。
写真・記事:(公財)日本ゴルフ協会